わすれたはずのうたをおもいだしてみるてのなかの胡桃をそっとにぎりしめてみるむぎわらぼうしのなかの蝶をそらにはなってみた
ゆっくりと花ひらく世界が、色づきはじめる
遠くの海を探して
たまに ゆめをみる音のないゆめを
さようならさようならと むらさきの鳥が鳴くちいさな記憶を残して
どこかで火が燃えている赤い花はどこで咲いているのだろうか
夜明けの海の、夢を見た
遠くをわたる風の音夢できいたうた
夜が終わりそしてまたはじまる
ずっと 待ってた、 海を